ドル建て保険には加入するな
筆者はメットライフのドルスマート保険に加入しています。
残念ながらこの保険に加入に後悔しかありません。これから加入をお考えの方はラッキーです。すぐに辞めましょう。
まずは本当に保険が必要なのかを考え直し、それでも死亡保険が必要だと考えたならば、掛け捨ての保険を検討しましょう。ドル建て保険には決して加入してはいけません。
ドルスマートに加入してしまったらできるだけ手数料を払わない選択をしよう
残念ながら、ドルスマートに加入してしまった人は、保険会社に莫大な手数料を払うことになってしまいます。契約は契約ですので致し方がありません。
このページではドルスマートに加入継続を希望する方が、一番手数料を節約して保険料を支払う方法を説明します。
ドルスマートの払い込み方法の選択
ドルスマートの払い込み方法は3種類あります。
①月払い
②年払い
③全納払い
1番お得なのは、③の前納払いです。全保険期間の保険料(最大10年分)を一度に払う方法で一番手数料がお得になりますが、契約時にしかこの支払方法は使えないので今回は議論しません。
現実的には、年払いが手数料を抑えることができます。
筆者の場合、年に20万円ほどの保険料の支払いを行っていますが、月払いと年払いでは1万円ほど変わると保険会社からは説明を受けました。
月払い→年払いの変更はこちらから可能です。
ドルスマートの支払方法
支払方法にも3種類あります。
①口座引き落とし(日本円での支払い)
②クレジットカード払い(JCB)
③口座引き落とし(米ドルでの支払い)
①口座引き落とし(日本円払い)
ごく一般的な支払い方法です。
普通預金口座を指定して、そこから保険料が引き落とされます。
ドル建て保険ですので、日本円→米ドルに両替することになりますが、その作業を保険会社に依頼することになります。
その両替手数料1%と非常に高いです。筆者の場合、年20万円積み立てているので、手数料だけで2000円です。
②クレジットカード払い(JCB)
ドルスマートはJCBであればクレジットカード払いができます。
クレジット払いはポイントが付きますし、お得な支払方法に見えますが、気を付けなければなりません。
まず、JCBの基準レートは少し高くなっています。
2020年8月4日現在、ドルは105.98円で取引されていますが、JCBの為替レートは106.23円です。1ドルにつきおよそ0.2%ほど上乗せされています。
さらに、このレートに事務処理手数料1.6%が加算されます。
ポイント還元されるとしても、一番高くつく支払い方法ですので辞めましょう。
③口座引き落とし(ドル払い)
手間はかかりますが、この方法が一番手数料を抑えることができます。
外貨預金口座を開設して、ドルで支払う方法です。
ドルで支払うため、もちろん両替手数料は不要です。
ドルスマートが対応している外貨口座は2行のみです。
・三菱UFJ銀行の外貨口座
・三井住友銀行プレスティア
日本に住んでいる人のほとんどが日本円でお給料を受け取っていると思いますので、結局は日本円→米ドルに両替しなければなりません。
『三井住友銀行プレスティア』であれば、条件を満たせば為替手数料を無料にすることができますので、プレスティアをおすすめいたします。
三井住友銀行プレスティアで為替手数料を無料にしよう
三井住友プレスティアとは外貨の取り扱いに特化した銀行口座です。留学生や海外によく行く方に重宝されているようです。
プレスティアは通常、口座維持手数料が月2000円かかり、円→ドルの為替手数料は1円と決して安い銀行口座ではありません。
ただし、ドルの定期積み立てを行うことで、口座手数料も為替手数料も0円にすることができます。
そのため、年間の保険料÷12か月を毎月ドル積み立てをすることをおすすめします。
また、毎月積み立てをすることにより、年払いで懸念される為替リスクを回避することができます。
ドルスマートは円高、ドル安の時に支払うことができると得をしやすいようになっていますが、年1回払いで支払時期が円安、ドル高であれば、せっかく月払いから年払いにして節約をしても損をする可能性があります。
毎月ドルを積み立てることで、円安リスクを分散させることができます。
まとめ(これだけはやれ)
長々とした説明になってしまいましたが、やるべきことだけをまとめます。
①三井住友プレスティア外貨口座を開設
②プレスティアで毎月外貨積み立て(年間保険料÷12か月)
③保険料の支払いを『年払い』に変更
③ドルスマートの支払い方法を『口座引き落とし(ドル払い)』に変更
手間はかかりますが、一度設定してしまえばやることはないので、ぜひ設定変更をお勧めいたします。
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